2024年3月15日
株 式 会 社 沖 縄 銀 行
総 合 企 画 部
おきなわフィナンシャルグループの株式会社沖縄銀行(頭取 山城 正保、以下、当行といいます。)は、株式会社宮古島キャンパス学生寮(代表取締役上田 真一)に対して、沖縄振興開発金融公庫と協調して、合計9.5億円の融資を実行したことをお知らせいたします。
当行は今後も地域金融機関として、外部機関と連携を図りつつ、沖縄経済の振興並びに持続的発展に貢献し続けてまいります。
事業概要
宝塚医療大学(兵庫県宝塚市)を運営する学校法人平成医療学園(大阪府大阪市)が、宮古島市の旧城辺中学校跡地を活用して同大学の観光学部を新設するにあたり、株式会社宮古島キャンパス学生寮が学生の生活基盤となる学生寮を建設し、学校法人へ一括賃貸するものです。
株式会社宮古島キャンパス学生寮について
株式会社宮古島キャンパス学生寮の親会社で、埼玉県で不動産事業を展開する「株式会社北斗不動産ホールディングス」の創業者の上田 福三氏は、宮古島市の城辺福里出身であり、若者の教育に役立ててほしいとして同市へ多額のふるさと納税を行うなど、故郷の人材育成に尽力されております。今回の学生寮建設も後継者の上田 真一氏とともに、人材育成の一環として行ったものです。
協調融資に至った経緯
本事業は、宮古島市の公共財産である学校跡地を民間事業者が活用する公民連携(PPP※)事業に位置づけられます。本事業により公共財産の有効活用が図られることに加え、県内離島で初となる大学の設置によって若年人口の増加に寄与するなど、離島特有の課題解決や地域振興への貢献が期待されることなどを評価し、沖縄振興開発金融公庫と協調して融資を実行しました。
※PPP(Public Private Partnership)とは
公共施設等の建設、維持管理、運営等について行政と民間が連携し、民間の創意工夫等を活用することにより、公共財産の有効活用や行政の効率化等を図ることをいいます。
PPP には指定管理者制度や包括的民間委託、PFI(Private Finance Initiative)などの様々な手法があり、地域の諸課題を解決する手段のひとつとして、全国で各地域の実情にあわせた多様なPPP 事業が検討・実施されています。
以 上