外国送金における代表的な決済ネットワークであるSWIFT(国際銀行間通信協会)は、外国送金に使用する電文につき、2023年3月から、新たなデータフォーマットであるISO20022の利用を開始する旨、公表しております。
入力フォームの変更が発生しますので、金融機関のみならず外国送金をご利用されるお客さまにも、影響が見込まれるため、ISO20022の概要、沖縄銀行における対応およびお客さまへの影響についてご案内いたします。
ISO20022対応後の外国送金
下図は海外送金データのうち名前・住所を記載する項目における、現フォーマットであるMT電文と新フォーマットであるMX電文の対比表です。
ISO20022に移行することで、細かな情報(地名、町名、郵便番号等)を区別し表示することが可能となります。
昨今のアンチマネーローンダリング規制強化の背景からも、MX電文を用いた外国送金ではお客さまに依頼人・受取人の住所をより細分化してご記入いただく必要がある等の影響があります。
※新フォーマットへ変わることで住所などの入力項目が細分化されます
移行に伴うお客さまへの影響
当行のISO20022移行後、各チャネルの外国送金サービスにおいて新フォーマットで仕向送金依頼を作成していただく必要がございます。MX電文への移行準備ができ次第、お客さまにご対応いただきたい内容をご案内します。
沖縄銀行のISO20022移行スケジュール
沖縄銀行では2025年9月からMX電文による仕向送金サービスの開始を予定しております。
2025年9月以降、既存のMT電文形式でのご依頼はできなくなりますのでご了承ください。
よくあるご質問
Q.ISO20022とは何ですか?
A.ISO20022とは、国際標準化機構(ISO)が定める「金融通信メッセージの世界共通規格」です。AML制度の向上やSTPによる事務処理の効率化、データビジネスへの活用等を目的として各国でISO20022の採用が進められています。
Q.沖縄銀行以外の金融機関も、新しいISO20022フォーマットを利用するのでしょうか?
A.はい。SWIFTネットワークで使用されている現行のMTフォーマットは2025年11月以降廃止される予定です。それ以降は銀行間で使用するデータフォーマットはISO20022フォーマットに統一されるため、当行以外の銀行でも同フォーマットを利用することになります。
Q.ISO対応に伴う手数料の変更はありますか?
A.現在、今回の対応に伴う手数料の変更は予定しておりません。